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電気探査(比抵抗法)

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電気探査(比抵抗法)について

地盤調査の手法の中には、電気の持つ性質を利用したものがあります。ここでご紹介する「電気探査」は、地盤の状態によって変わる比抵抗(電気抵抗)値を測定することで、地下の状況を推測する物理探査手法です。株式会社アジアジオでは、この電気探査にも対応しています。詳しくは当社までお気軽にお問い合わせください。

「電気探査(比抵抗法)」とは?

「電気探査(比抵抗法)」とは?

地盤における電気比抵抗(電流の流れにくさ)は、地質や地層内の間隙率、水の飽和度などによって違ってきます。通常は火成岩や深成岩で値が高くなり、堆積岩では低い値になります。

「電気探査」とは、この性質を利用して行う物理探査の手法です。地表に打ち込んだ電極から電気を流し、地中にある物質の電気的な性質を測定・解析して、地下構造を推定します。従来は水平・鉛直探査がメインでしたが、現在はインバージョン解析を行うことで、二次元解析も可能になりました。

電気探査は、主に地下水経路や河川堤防、破砕帯・変質帯、空洞の調査などで利用されています。

測定方法

測定方法

測測線上に等間隔に電極を配置し、2つの電流電極と2つの電位電極を設置します。電極間隔は2~3m、探査深度は最大20m程度まで可能です(地表に設置する電極間隔を5m、10mと広げることにより、さらに深い探査深度の測定も可能)。地表に設置した一対の電流電極から電流(I)を流し、別の一対の電位電極間の電位差(V)と電流値を測定しデータを記録。電極の間隔を順次広げ、それぞれのデータをとります。

解析方法

  1. 測定により得られた電流値と電位差を把握します。
  2. 電流値と電位差からまず見かけの比抵抗地を算出します。
  3. 2次元解析し二次元比抵抗断面を求めます。
  4. 二次元比抵抗断面をカラー・コンター図として出力します。

特徴・メリット

  • 二極法、三極法(ポール・ダイポール配置)、四極法(ダイポール・ダイポール配置、ウェンナー配置等)など、任意の電極配置ができる
  • 振動・騒音など発生させずに行える
  • 火薬類等の危険物を使用しないため作業上の制約がない
  • 漏水箇所に的確なボーリングが打てる
  • 基礎地盤の基礎処理工法や施工範囲を的確に推定できる
  • 漏水箇所や基礎地盤の推定精度が向上し、工期・工費削減が図れる

探査対象

  • トンネル地山調査
  • 断層・破砕帯調査
  • 産廃等埋設物調査
  • 空洞調査
  • 地すべり・地下水・温泉の調査

調査使用機器

調査使用機器

株式会社アジアジオでは、電気探査を使用する各種機器をご用意しています。調査にあたっては事前に現場状況を十分把握した後、最適な探査法・機器を選択し最適な調整を行ったうえで探査します。

事例紹介

事例紹介

事例紹介

「電気探査(比抵抗法)」もアジアジオにおまかせください

「電気探査(比抵抗法)」もアジアジオにおまかせください

地盤の状態や地質・岩盤の構成などによって電気比抵抗値が変わる特性を利用したのが、「電気探査(比抵抗法)」を使った地盤調査です。作業上の制約がなく、振動や騒音の発生も抑えられるというメリットがあります。

当社の強みは、長年の経験と実績で培った技術力、そして精度の高い調査能力と分析力です。ご相談から事前調査、データの解析、お客様へのご説明まで、すべて自社で責任を持って行います。「電気探査」について詳しくお知りになりたい方は、お気軽に当社までお問い合わせください。