地盤調査・物理探査の重要性
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地盤調査はなぜ必要なのか？知っておきたい地盤の話
「地盤調査」について知るためには、まず「地盤とは何か」というところから理解する必要があります。ここでは初めて地盤調査を依頼する方や、「地盤」という言葉になじみのない方を対象に、地盤の基礎知識から地盤調査の必要性について、わかりやすくご説明します。
地盤は目に見えないからこそ、正確な状態の把握が欠かせません。株式会社アジアジオは、日本全国の地盤調査に対応。長年の経験と確かな技術に基づいた、正確なデータのご提供をお約束いたします。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
なぜ「地盤調査」が必要なのでしょうか
地震の多い日本では、耐震についての研究が大きく進んでおり、建築の分野では大幅な基準の見直しも行われてきました。しかし、ある程度進路や雨量の予測ができる台風とは違い、「いつ来るかわからない」地震への不安を拭い去るのは難しいのではないでしょうか。
東日本大震災が起きた際、液状化現象について報道されたことを覚えている方も多いでしょう。「マンホールが地面から1m以上浮き上がった」という、にわかには信じがたい現象も発生したのです。
この「浮き上がり」は、地盤の液状化によって引き起こされる現象です。軟弱で水分をたくさん含んだ砂地盤は、地震の揺れによって液状化することが知られています。液状化とは砂浜を足で小刻みに振動させると足の周りに水がしみだしてくる現象と同じです。
地盤の構造や強度によって、地震の波の伝わり方や揺れの向きなどが変わって来ます。地盤について調査し、地質や地層の特徴を知ることで、より安全に生活するためにはどのような耐震設計が適切か判断できるのです。
地面の下にある地盤は、普段目にすることはありません。地盤調査とは、この見えない地盤の状況を正確に調査・解析し、スペシャリストとしてデータに基づいたご提案をすることです。見えないものを扱うからこそ、危険を防ぐために必要な情報を可視化し、報告する私たちの責任は非常に大きいのです。
そもそも「地盤」とは何でしょうか？
「地盤」とは、一言で言えば、「建造物の下にある地面そのもの」であり、建物の基礎を支えている土台のことです。
地面の下の様子は地上からは見えないため、その調査も単純にはいきません。どのくらいの深さまで調べるのか、何が埋まっているかまで調べるのかなど、現場の状況や建築物の目的に合った調査内容が求められます。
地下の空洞の有無や土砂崩れが発生しやすい地層の向きなどを、事前にどれだけ正確に把握できるかで、その地盤の上に建設される建物の安全性が左右されます。地盤調査という仕事には、大きな責任が伴うのです。
「軟弱地盤」とは？
軟弱地盤とはその名の通り、泥や多量の水を含んだ常に柔らかい粘土、または未固結の軟らかい砂から成る地盤の総称で、強度の弱い地盤のことです。地上の建造物は、基礎の部分で地盤と接して建っています。つまり、建物と地盤は、接地面を境にして常に力比べをしている状態なのです。地盤が軟弱でそれに見合った施工をした建物でないと、建物の荷重に地盤が負けてしまい、建物の沈下や倒壊を招く恐れがあります。
東京の下町のように低い場所にある土地には、海や河川によって運ばれた軟弱な地層が長い歳月をかけて厚く堆積するため、低地には軟弱な地盤が形成されやすくなるのです。
地盤調査には「経験工学」が必要不可欠です
「土木事業は経験工学」と言われているのをご存じでしょうか。私は地盤調査も同様に、現場での経験が重要だと考えています。
複雑な地形や地質構造、あるいは現場状況において、いかにして良いデータを取るかは、現場にいる技術者一人ひとりの経験が物を言います。「難しい現場でどのようにしてデータを取るのか」ということが、私たち技術者の腕の見せ所なのです。
地盤調査には、その場所に建てられる建造物の中で過ごす人々の「安全」を、施工前に確保することが求められます。その責任の大きさは、現場を知っている技術者だからこそ、肌で感じられるものなのです。
「目に見えない」からこそ、安全を提供する責任は大きい
株式会社アジアジオは、多岐にわたる建設工事の現場を、地盤調査で支援しています。
地盤調査を通して、工事現場や建設される建物にかかわる人々の安全をサポートするのが我々の使命です。
地盤調査の目的は、地面の下にある目に見えない部分の状態を確認し、その地盤がどのような性質を持っているのかを調べることです。軟弱な地盤であっても、その性質を正確に把握し、そこに建てる構造物を適切な設計で施工を行えば、安全な生活が保障されます。
アジアジオは長年培ってきた経験と確かな技術力で、お客様に正確なデータをご報告し、適切なご提案をいたします。詳しくはお気軽に当社までお問い合わせください。